和歌に学ぶ 『万葉集』をたずさえて、世界遺産「飛鳥・藤原」を歩く

「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」が今年7月、世界遺産に登録されました。構成資産群と『万葉集』の和歌の関わりについては昨年度の東京講座でひととおり紹介しましたが、今回は構成資産周辺のゆかりの地を含めて飛鳥・藤原を歩くコースに沿って、歌を読んでいきます。実際に現地を訪れる時のガイドになるように、そして万葉のふるさと飛鳥・藤原が当時の人々にとってどのような空間であったかを面として把握することをめざします。
講師
垣見 修司 (かきみ しゅうじ) 同志社大学文学部 教授
博士(文学)。1973 年奈良県出身。 1996 年同志社大学文学部文化学科 国文学専攻卒。関西大学大学院 文学研究科 国文学専攻修了。 研究分野:上代日本文学『万葉集』巻十三の長歌、記紀歌謡および上代語を主な対象とする。高等学校教諭を経て、2009-2012 高岡市万葉歴史館研究員。2013年より同志社大学准教授。2017年より現職。2011年第4回萬葉学会奨励賞受賞。著作[著書]『万葉植物の歌 鑑賞事典』(共著、和泉書院、2023年)、『万葉集巻十三の長歌文芸』(和泉書院、2021年)、 [論文] 「二つの思いを詠む長歌」(『万葉集研究』43、2024年)、「上代のウルハシとウツクシ」(『国語と国文学』99巻11 号、2022年)
各回のテーマ
| 第1回 (11月19日) |
橿原神宮前から飛鳥へ
飛鳥への玄関口である近鉄橿原神宮前からはバスも出ていますが、飛鳥をめざして歩いて行くと、人麻呂が亡き妻を求めて彷徨った軽の市や、男への恋心を吐露する女性が歌に詠む剣池に万葉の時代を感じることができます。甘樫の丘ふもとの豊浦では雨に散る萩の花が、明日香川ではかわずの清らかな鳴き声が歌われます。
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| 第2回 (12月17日) |
飛鳥を歩く
飛鳥の北、雷丘から飛鳥寺のある明日香村飛鳥の集落に抜けて、飛鳥京の中心を石舞台まで歩く風景の中で鑑賞したい歌を取り上げます。入鹿や鎌足、中大兄、天武が活躍した飛鳥の地は、真神の原とも呼ばれて、山部赤人によって懐古された時代にはふるさととなり、歌によって男女の逢瀬の物語が描かれる舞台ともなりました。
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| 第3回 (1月21日) |
飛鳥から飛鳥駅へ
飛鳥から、明日香村の玄関口である近鉄飛鳥駅まで歩く帰り道にも、万葉の時代を髣髴させる遺跡が点在します。橘寺の西からの、三輪山の遠望は人麻呂も眺めた風景だったかもしれません。亀石を過ぎて天武・持統合葬陵から鬼の俎・鬼の雪隠、そして欽明天皇陵をつなぐルートでは飛鳥らしい田園風景の中に石の文化が感じられます。 |
| 第4回 (2月25日) |
畝傍山をめぐる
藤原京を取り囲む香具山、畝傍山、耳成山は、飛鳥・藤原の宮都にとってとても大切な風景を形成しています。山裾に御陵のある畝傍山は神武天皇ゆかりの地です。また難波から横大路を通って飛鳥・藤原に入京する時や、南海道を紀の国に下っていく時に間近に望むことのできる位置にあり、都を訪れる旅人にとっても印象に残る山でした。
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| 第5回 (3月18日) |
香具山と耳成山をめぐる
香具山は、古くは舒明天皇が国見をした山ですが、藤原京の時代には都会の中の自然公園であったらしく、散策する大宮人が桜の花を愛でて近くの池では船遊びも楽しみました。麓には高市皇子の住まいがあったことが、その挽歌からも知られます。藤原京の北に位置する耳成山には、三人の男性から求愛を受けた鬘児が身を投げた耳成の池があったとされます。
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開催概要
| 日時 | 2026年 11月19日、 12月17日、 2027年 1月21日、 2月25日、 3月18日 すべて木曜日 (全5回) 13:00~14:30 |
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| 会場 |
同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室 ※「東京」駅八重洲南口から徒歩6分 、地下鉄 東京メトロ銀座線「京橋」駅 6番出口から徒歩1分。みずほ銀行脇の入口からお入りください。 Map |
| 受講料 |
1回 3,000円 (5回 15,000円) ※1回のみの受講、途中からの受講も可能です ※教材費は含みません |
| お支払い | ・初回受付時にお支払いください。 ・いったん納入された受講料は返還いたしませんのでご注意ください。 |
| 定員 | 52名 |
| お申込み締切り |
11月11日(水) 17:00 ※この日満席でなければ、引き続きお申込みを受付けます。 |
| 抽選(満席となった場合) | 上記締切日までに定員以上のお申込みがあった場合は、抽選にて受講者を決定いたします。 |
| 受講確定 (抽選結果のお知らせ) |
受講確定(抽選の場合あり)のお知らせはお申し込み時にいただいた連絡先メールアドレスあてに、11月12日(木)以降の通知を予定しています。11月16日(月)までにメールが届かない場合は東京サテライト・キャンパスまでお問合せください。なお、欠員待ちは行っておりません。また、受講票の発送はございません。 |
| 受講に関するご案内 |
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| お問合せ先 |
同志社大学東京サテライト・キャンパス(平日 9:00~17:00) TEL:03-6228-7260 E-mail:ji-toky1@mail.doshisha.ac.jp お申込み手続きや受講に際してのご要望(座席指定や車いす誘導など)がございましたら、お問合せください(場合によってはご希望に沿えないこともありますので、予めご了承ください)。 |